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一人でも暮らせる快適な環境作りを

バリアフリー住宅の究極の目的は、何らかの障害がある人でも一人で快適に暮らすことのできる環境を作ることにあります。部屋と部屋を移動する、外出する、訪問者の応対をするなどといった日常生活の何気ない行動を一人で楽にできることで、当事者の物理的障害はもちろんのこと、精神的な障害も取り除いてあげることができます。さまざまな工夫を施したバリアフリー住宅を建造した場合にも、意外と盲点になってしまうところといえばやはり廊下を挙げることができます。廊下といえば、普通の住宅では芯々910ミリメートルで作られることが多いものです。しかし、この場合だと76センチ程度の有効寸法しか取れないことになってしまいます。その上に手すりを付けるとなると、70センチ程度が実際の廊下の幅ということになります。現時点では手すりにつかまるだけで廊下を歩けるという人でも、将来的には車椅子で移動しなければならない可能性も大です。70センチ幅の廊下の場合、廊下から部屋へ、あるいは部屋から廊下に回転する際に支障をきたしますから、これから住宅を建築する、あるいは改修するというのでしたら、芯々1000ミリメートルは確保しておきたいものです。これなら85センチ程度の有効幅を得ることができますので、車椅子での直線移動はもちろんのこと、回転時も余裕を持って動くことができます。床にはできればカーペットを敷けば、滑りにくくなります。ちょっとした工夫をすることで、住居は何倍にも住みやすいものになるものです。

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